熟して英語

歳を重ねて見えてくる英語。。。日々ちょっと考えさせられる英語の色々を綴っていきます

Japan being Japan....って?

サンドイッチの話が止まりません。


先にアップしたサンドイッチのJapan Today の記事なのですが、
記事冒頭部分はこのように書いてあります。


Sandwiches. Is there anything better? Of course, Japan being Japan, you can find a number of unique sandwich fillings wherever you go, ranging from the delicately beautiful all the way to the objectively disgusting.


下線の部分ですが、和訳が難しいと感じる人がいるかもしれません。
例えわかっても、意味が取れないということも。
   
                  (訳)
サンドイッチ。。。これほど美味しいものってないですよね。
もちろん、日本は、日本であるが故に、どこに行っても幾種類ものユニークな具入りのサンドイッチが見つかりますよ。素晴らしく繊細なお味のものから、客観的にグロテスクと思われるものまで。。。



Japan, being Japanに続くことは 肯定的なこともあるし、逆のこともある。



例えば、
  Japan, being Japan, the trains always come one time.
           →日本だからね、ちゃんと電車は時刻どおりに到着するんです。
      (日本人はみんな几帳面ですごいよね)


       Japan, being Japan, the train attendant will apologize even if the train arrives one 
       minute  late.
         →日本だからね、1分電車が遅れても駅員が謝るよね。
      (日本人って几帳面すぎるものね)


外から見た日本じゃないとわからない視点です。
お国柄によってその視点は違ってくるかもしれません。



上記サンドイッチの記事は明らかに肯定的なニュアンス。
さすが日本、本当に何でも種類が豊富よね~という。。。


日本のモノは品数というより、それぞれがものすごく繊細に出来上がっていること、、、、そこが欧米の人々の気持ちをそそるポイントだったりします。



それにしても外国人から見て気持ち悪くなるようなサンドイッチの具ってなんでしょうね。
思い当たりません。


何かありましたっけ?
焼きそばサンドとか?



        

メラニアさんの英語とアクセント

アメリカの大女優の Bette Midler が先日の共和党大会のメラニアさんの
スピーチに対して ”She can't speak English" とツィートして炎上、その後
謝罪したニュースがありました。


メラニアさんはプロンプターを使って読んではいましたが、ちゃんと英語は話せます。
話せない、と言われた理由は彼女のスロベニアクセントが強いからでしょう。


そして東欧女性の英語=sexy というのはステレオタイプとなっている感じも無きにしも非ず。だからその辺をちょっぴりチクリとしてみたかったのかもしれないです。


ちょっとね、母音の伸ばし方が独特。口を大きく開けずに鼻から音を出すような甘い話し方ですね。
(昔々 Zsa Zsa Gabor ザザガボールという有名な女優さんがいました。ハンガリー出身でメラニアさんと似たなまりがありました。モンローのようなセックスシンボルになったから、この人がステレオタイプの始まり? )



外国人が英語を話すときには必ず母語のアクセントを引きずります。


フランス人男性の話す英語にうっとりするアメリカ人女性もいたりします。
各国の言語の響きは音楽と同じで、聞いていて心地よいものもあればそうでないものも。
誰の耳にも「さしすせそ」は「ざじずぜぞ」の響きより明らかに柔らかく聞こえる。


それらの特徴がそっくり英語を話すときに反映されるわけです。
では日本人の話す英語はどんな感じなのか。


そもそも日本語自体、アメリカ人が聞くと、上下カタカタとスタカートのように速く聞こえるらしい。抑揚がなくフラットだとも。日本語は子音+母音の連続ですからね。
特段心地よい響きではないのかしれません。


だから日本人の話す英語も概ねそんなふうに聞こえます。


少し英語の発音を良くしたいと思うのならどうしたらよいのか。。。



昔タモリが色々な言語の真似をネタとして使っていました。
全て出鱈目だけど、それぞれの特徴をちゃんと捉えて話すから、
それなりに本物に聞こえる。


タモリがアメリカ英語をどう真似したのか知りませんが、
もし真似をしたなら、↓ のように言うでしょう。


      こ・ん・に・ち・わ 
         を
      かん・にいいい・ちゅわ


こう言ってしまえば、もうネイティブのアメリカ人です。
だから逆に英語の発音をネイティブライクにしたいと思うのなら、まさに押さえるべきポイントはここだとも言えます。


つまり抑揚(=母音の伸ばし方)。。。
思いっきりアクセントのある音節の母音を伸ばせばよいということ。


恥ずかしがらずにタモリのようになればよいのです。



      

日本のサンドイッチ ー 外国人から見た場合

アメリカの定番Peanut butter and jelly サンドの話をしたところで
日本のサンドイッチに関する記事を思い出しました。


先月7/14オンライン新聞のJapan Today に色々なコンビニで売られているハムサンドを比較した記事です。


これに対してたくさんのコメントが載っていて面白かったですよ。



外国人が見た日本のサンドイッチ。。。


I'd love to have a sandwich made with whole grains. It seems that the bread here must be as white as snow, with nothing in it, no fibre, and as soft as a souffle. No thanks.


 ー ああ、全粒粉の食パンではさんだサンドイッチが食べたい。
   何故日本のサンドイッチの食パンは繊維質がなくって、雪のように真っ白で、
   まるでスフレのようにふわふわじゃないとだめなの?
   勘弁してちょうだいよ。


Why oh why do sandwiches in Japan have to have either ham or eggs? It's as if there's a lack of imagination here.


 一 一体全体何故なんでしょう?日本のサンドイッチって必ず卵かハムが
   入ってなきゃいけないの?
   ちょっと想像力足りないんじゃない?


And what's with this thing of cutting the crusts off sandwiches? Surely Japanese teeth aren't too delicate to cope with a nice flavour-adding crust on a slice of bread?


 ー それと、パンの耳が切ってあることって、何か意味があるの?
   一番おいしいところを噛み切れないほど日本人ってそんなに歯が弱くないはず。


And the cutting off of the crusts - arguably the best part of the bread - is again a stuck in the mud habit going back to the old days, when the it was thought the highest quality sandwiches were to be had at that very British affair - High Afternoon Tea. All the crusts off for a delicate touch.


 ー つまり、耳がないのって大昔の気取ったイギリスのHigh Afternoon Teaに出てくる
   上等なサンドイッチの伝統の真似をそのまま引きずっているんでしょ?


Like the GaraKei (Galapagos Mobile phone), GaraSando (Galapagos Sandwich) needs to go and a SmartSando evolve - crusts and all.


 ー 携帯のがら系と同じく、ガラサンドにおさらばしてスマートサンドに進化
   しなきゃね、
   耳のことも全部ひっくるめてね。


     
     

Peanutbutter & ketchup サンド?

共和党大会が始まった。


映像に途切れることなく登場する 肌が black、brown の人々。。。
移民でアメリカにやってきた人々。
そして社会で活躍する女性たち。


トランプ政権の実態と相いれない、
この何かしら違和感を感じてしまうことについて、
CNNのコメンテーターが


 peanutbutter & ketchup sandwich


と。


アメリカの定番サンドイッチの中身と言えばBLTだけでなく、
何といっても


      peanutbutter & jelly sandwich


アメリカの子供たちはみんなこれを食べて大きくなる。


挟んであるのはピーナッツバターとジェリー。
ジェリーはジャムのようなものだけど、たいていこれは
グレープ味の実のないトロトロした瓶詰めのものを使います。



、、、それで、今回の表現ですが、
このジェリーは赤紫色をしているので、これをケチャップに替えて
この現実と相いれない状態を表してみたんですね。


ピーナッツバターとケチャップの組み合わせ、どんな味なんでしょうか。


おにぎりの具が梅干しとアンコという感じ?