熟して英語

歳を重ねて見えてくる英語。。。日々ちょっと考えさせられる英語の色々を綴っていきます

「バカ」にも色々。。。

今日のCNNから。


カマラさんがVP候補になったことで、何やら民主党は華やかなムードに。
カマラさん、かなり上手のdebaterです。
美人さんで穏やかな風貌ですが、ぐいぐいと問い詰めるところが小気味よいのです。


そうは言っても選挙後がどうなるか。。。ひと悶着ありそう。


今朝、トランプさんが今度の選挙で郵送による投票に反対していることについて、
コメンテーターが以下のように言ってました。


   Trump is crazy but he's not stupid...


   トランプは狂っているけど、頭は悪くないんだ、と。


褒められてるんだか、けなされているんだか。。。
ただ、こうして具体的な人物を現す対比表現から、
それぞれの形容詞をどういう場面で使ったらよいか理解ができるかも?
(「バカ」という単語ではありますが⤵....)


英語の類似語辞典を見てみても、


「バカ」という単語は英語は一筋縄ではいかず、どちらかというと
  知性に欠ける⇒ stupid, unintelligent, ignorant, dumb, dopey など
  常識、慎重さに欠ける⇒foolish, silly, insane など
       常軌を逸した⇒crazy, laughable など


ものすごく多い。
日本語にこれほどたくさんありましたっけ?


トランプさんは小学校2年程度の単語力しかなく、スペルもアレ?、という感じなので、学力的には頭が決して良いとは言えません。


ただ今回は自分が選挙に負けた時にちゃんと争えるようにと郵送での投票にイチャモンをつけてるんですね。この当たりのことには頭の回転が良い。


だからstupid=unintelligentとは言えないということかもしれません。


crazyという単語は、行動がハチャメチャという場合に多く使われるから、これは日本語のクレージーとほぼ同じ。


crazy の類似語にlaughable(滑稽な)がありました。


さんざんやらかしてきたトランプさん、
もうここまできたらcrazyよりもlaughable?



throw spaghetti at the wall...

今日のCNNからです。


Kamala Harris がVice President候補に決まったとたん、


待ってましたと言わんばかりに、Trump さんがtwitter  攻撃を。。。
今回も前回の選挙でヒラリーさんに対して言い放った "nasty" を使いました。
"mad woman" とも言ってました。


これに対してCNNのコメンテーターは


"...he will throw spaghetti at the wall to see if it sticks...."と。


つまり、トランプさんは、いつものごとく
あれやこれやと手あたり次第毒舌を吐いてみて、
民主党にガツンと言わせるものがないか試してみてるんだよ、と


スパゲッティがちゃんと茹で上がったかどうかは壁に投げてみてわかる。
茹で上がっていれば壁にくっつく、そうでないと落ちる、
ということから来た表現です。



パスタはモチモチしていますからね。
うどん、蕎麦に、これはないです。


KAG vs. ABT

       KEEP AMERICA GREAT (KAG)

        

共和党はMAGA(Make America Great Again)からこう↑なりました。


一方で民主党は
       ANYONE BUT TRUMP(ABT)
             Literally Anyone Else


           


literally.....マジで、、、、
 もうマジで誰でもいいからあの人以外で、、、
 強調的に若者はこれを使う。


NY Times では
  ”Anyone but Trump? Not So Fast -
    Let’s not exchange one reckless president for another.”


と、そんなに焦っていいの?誰でも言い訳ではないんじゃない?
無謀な人をまた無謀な人に置き換えてもいいの?いう警告の記事も出てましたが。。。



さてさて、どうなるんでしょうか。。。

ジャパン???通じる発音

    ・ エア
        
JAPAN の発音は 「ジャパン」じゃなくてこれ↑です。


上のような感じで表記した偉い音声学の先生がいらした。


CNNを観ていると、最初にじゅぷえあああんと言い始めるCM
が何度も流れるので、気になって単語の発音について書くことにしました。



過去英語の教室で日本語の発音にない l & r とか th の発音が指導がされました。
right & light, late  & rate などの組み合わせとかで。


でも間違って発音したとしても、だいたいコンテクストの中でわかります。
昔よく挙げられた例では、
レストランのオーダーでrice(ライス)がlice(シラミ)になったら大変!
みたいなこと。。。
それはないだろう。


もし個々の単語で英語が通じないことがあったら、その原因は母音の発音。


JA・PANの二つのAは表記は同じアルファベットのAだけど、
アクセントは2音節にくるから
最初のAはすっ飛ばすような気持ちでほとんど発話せず、
次のAはしっかりとエア~と伸ばす。


そこだけ押さえるだけでかなりネイティブっぽくなるし、通じる。


cat 、hat、matだってみんな えあ~えあ~えあ~
語尾の t はおまけ程度に口の中で言ったつもりにする。
 キャット、ハット、マット、じゃなく。


電車の中で英語のネイティブスピーカーの声って遠くからでも結構響きます。
響くのはみんな母音を伸ばしてる部分です。
メリハリあります、英語って。


英語の母音は15もあるので。
日本語のアイウエオの5つの母音の音に全て変換しないこと。
ローマ字読みにしないこと。


coffee を頼んだら coke が来た知り合いがいます。


これはあり得ます。
       ふぃ 
ですから。


アクセントが置かれる o の音はア~です。


「コーヒー」にすると、コークに近いです。



英語の発音、きれいに越したことありませんが、
通じるかどうかが肝心です。