メラニアさんの英語とアクセント
アメリカの大女優の Bette Midler が先日の共和党大会のメラニアさんの
スピーチに対して ”She can't speak English" とツィートして炎上、その後
謝罪したニュースがありました。
メラニアさんはプロンプターを使って読んではいましたが、ちゃんと英語は話せます。
話せない、と言われた理由は彼女のスロベニアクセントが強いからでしょう。
そして東欧女性の英語=sexy というのはステレオタイプとなっている感じも無きにしも非ず。だからその辺をちょっぴりチクリとしてみたかったのかもしれないです。
ちょっとね、母音の伸ばし方が独特。口を大きく開けずに鼻から音を出すような甘い話し方ですね。
(昔々 Zsa Zsa Gabor ザザガボールという有名な女優さんがいました。ハンガリー出身でメラニアさんと似たなまりがありました。モンローのようなセックスシンボルになったから、この人がステレオタイプの始まり? )
外国人が英語を話すときには必ず母語のアクセントを引きずります。
フランス人男性の話す英語にうっとりするアメリカ人女性もいたりします。
各国の言語の響きは音楽と同じで、聞いていて心地よいものもあればそうでないものも。
誰の耳にも「さしすせそ」は「ざじずぜぞ」の響きより明らかに柔らかく聞こえる。
それらの特徴がそっくり英語を話すときに反映されるわけです。
では日本人の話す英語はどんな感じなのか。
そもそも日本語自体、アメリカ人が聞くと、上下カタカタとスタカートのように速く聞こえるらしい。抑揚がなくフラットだとも。日本語は子音+母音の連続ですからね。
特段心地よい響きではないのかしれません。
だから日本人の話す英語も概ねそんなふうに聞こえます。
少し英語の発音を良くしたいと思うのならどうしたらよいのか。。。
昔タモリが色々な言語の真似をネタとして使っていました。
全て出鱈目だけど、それぞれの特徴をちゃんと捉えて話すから、
それなりに本物に聞こえる。
タモリがアメリカ英語をどう真似したのか知りませんが、
もし真似をしたなら、↓ のように言うでしょう。
こ・ん・に・ち・わ
を
かん・にいいい・ちゅわ
こう言ってしまえば、もうネイティブのアメリカ人です。
だから逆に英語の発音をネイティブライクにしたいと思うのなら、まさに押さえるべきポイントはここだとも言えます。
つまり抑揚(=母音の伸ばし方)。。。
思いっきりアクセントのある音節の母音を伸ばせばよいということ。
恥ずかしがらずにタモリのようになればよいのです。
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