熟して英語

歳を重ねて見えてくる英語。。。日々ちょっと考えさせられる英語の色々を綴っていきます

絨毯の下には。。。

    sweep under the rug


最近のニュースにはこのフレーズがよく出てくる。
。。。というかこのフレーズを使用しなくては
いけないようなニュースばかりだから。


都合の悪いものは全部絨毯(rugあるいはcarpetでも)の下に掃いて(sweep)
隠してしまおう。。。
つまり「見てみぬふりをする」をする、ってこと。


面白いのは欧米だからこその表現。


不都合なものをシャシャシャっと一瞬にして隠してしまえるのは
カーペットだからできるんであって、
畳じゃ重すぎます。


トランプ弾劾裁判でも、Brexitでも、それからMegxitにしても、
さささっと結論を急いでしまって、不都合なことは
同じくらいさささっと全てunder the rugです。


昔Goreさんが言っていたinconvenient truth(不都合な真実)
の類は全て隠してしまおう!


後回しにしてちゃんと解決するならいいけれど、
そもそもなかったことにしている。


信ぴょう性のある米国務省職員の証言も、
EU離脱移行に向ける諸問題も
英王室の役割分担も。。。


絨毯の下は山盛り。
でも隠すのが簡単と同じくらい、中身が出てくるのも簡単よ。


そのうち何かがはみ出してこないかな?