熟して英語

歳を重ねて見えてくる英語。。。日々ちょっと考えさせられる英語の色々を綴っていきます

US Open 決勝の二人は。。。

日曜日大坂なおみがベラルースのアザレンカとUSオープンの決勝で対決する。


スポーツには政治に関与するべきではないという風潮もあるけれど、今回決勝に臨む二人はそれぞれに抱えているものがある。そのことに関して一人はオープンで、もう一方は口を閉ざしているのが印象的。


以下New York Times のここ数日のスポーツ欄の記事から。



アザレンカさんはベラルース出身。現在ルカシェンコ大統領の6選という結果に抗議するデモが拡大しているが、政府弾圧の強化で緊張状態にある。


Azarenka’s tone about Belarus and Lukashenko has been considerably more serious and hesitant this year, calling it a “very difficult topic to speak on.”.....“It’s really sad, and it’s really difficult to speak on that. But I just hope that all the violence stops immediately, really does, because it’s really heartbreaking. I can’t even speak without tears in my eyes when I think about it.”
ベラルーシとルカシェンコに関してアザレンカの口調は、今年は特に慎重でためらいがちで、「意見することがとても難しい問題です」と。。。「本当に悲しいけれど、この件については非常に話にくいです。大変心を痛めているし、すべての暴力がすぐなくなることを願っています。考えると涙なくして話せません。」


一方の大坂なおみ選手はBlacks Lives MatterのT-シャツや過去の事件に巻き込まれて亡くなった黒人男性や女性の名前が入った黒いマスクを着用することで人種差別の抗議の意志を堂々と示している。


In comments to the Japanese news media during her news conference on Wednesday night, she explained that she wanted to take what some see as an American issue to a worldwide audience......Osaka said. “Racism isn’t just an American thing; like, it’s all over the world. It affects people literally every day.”


水曜日の夜の記者会見での日本の報道機関へのコメントで、彼女はアメリカの問題として見られるものを世界中の人々に知ってもらいたいと述べた。。。大阪は 「人種差別はアメリカ人だけのものではありません。世界中にあるんです。それは文字通り毎日人々に影響を与えます。」




英語に関すること→
  上記に  American issue とあります.


  issue  は本当に頻繁に使われることば。
   ただ単純に「問題」というよりは「あまり簡単に解決できない根深い」問題。
   だから problem とは同レベルではないですね。


   "He has issues." などと言います
   「彼はたくさん問題を抱えている人だ」という訳にはなりますが、
    簡単に言うと「悩み事が多い人みたい」→
    もしかしたらちょっぴり「面倒な人」という意味にも。


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