次期首相候補者を表す形容詞
安倍首相の辞意表明に関して、New York Times の いくつかの記事 からです。
Mr. Abe’s greatest achievement was to bring stability to a government that had known seven prime ministers in seven years before him, and he used his firm control over the governing Liberal Democratic Party to begin a number of critically needed economic and social reforms.
(安倍首相の最大の功績は、その政権の7年前に7人の首相を交代した政府に安定をもたらし、与党自民党をしっかりと統制して、重要課題である多くの経済社会改革に乗り出したことです)
海外メディアの安倍首相の評価は何と言ってもその長期政権のようです。
裏返して言うなら、それまでのサミットやら国際場面に登場する日本のトップの顔が毎度交代していたことがよほど印象的だったのではないでしょうか。
さて、今後はどうなるのでしょう。
新しい首相選びに関しては何やら
"dealmaking in smoky backrooms in the LDP"
で行われていますね。
自民党の舞台裏工作。。。
舞台裏を「煙ったい」という"smoky" で形容しています。
煙に巻かれて見えにくい、ちょっと「怪しげな」感じ。
そしてそれぞれの候補者を描写する形容詞がなんとも巧妙。
Mr. Abe had been said to have a soft spot for the docile, if uninspiring, Fumio Kishida, a former foreign minister, but he may now be supporting Yoshihide Suga, his chief cabinet secretary, who is more ruthless, secretive and authoritarian and might have a better chance of defeating Mr. Ishiba.
docile →物腰柔らかで従順、でも
uninspiring →インスパイアされない、つまり、あまりパッとしない
岸田さん。
そして菅さんはというと
ruthless →冷酷、
secretive →秘密主義、
authoritarian →権威主義的
石破さんについては、あるメディアが
stone-faced → 石のように無表情
と形容していました。
上手い表現。
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