熟して英語

歳を重ねて見えてくる英語。。。日々ちょっと考えさせられる英語の色々を綴っていきます

This is a pen....This is an apple...の話

  

  This is a pen...

          This is an apple...


昔々の中学の英語の教科書ですが、こんなので始まりました。
日本ではすっかり芸人のギャグで有名になりましたが、、、


何年も前、これ、問題になりました。
何故なら言語は実際使われるコミュニカティブなものを使って学ばなくてはならないという議論になったから。


英語を使う現場の中で一体どういう状況でこれを使うのか。
実際にネイティブがこの文を発した場面に出くわしたことがあるのか。
(まあ、少し離れていてよく見えないから「それは梨?それともリンゴ?」なんて
聞かれて"This is an apple!" なんて返事をすることはあるのかもしれないけれど?)



しかし、、、前回の投稿の続きになりますが、、、CNNのFacts firstの宣伝の冒頭部分。
あるんです。
まさに "This is an apple" で始まります。


初めてです、この文をネイティブが使うのを聞いたのは。
”This is a ~~~"と聞くだけでなんだかなつかしい響きにさえ聞こえてきます。


ALL CAPSが出てくる時点で誰のことかとても明白な広告ではありますが。。。


Facts first を上手く伝えてくれる、ちょっとくすっとさせる宣伝だと思います。



“This is an apple. Some people might try and tell you that it’s a banana. They might scream banana, banana, banana over and over and over again. They might put BANANA in all caps. You might even start to believe that this is a banana. But it’s not. This is an apple.”


「これはリンゴです。バナナだと言う人もいるかもしれません。彼らはバナナ、バナナ、バナナを何度も何度も叫ぶかもしれません。彼らはBANANAをすべて大文字にするかもしれません。これがバナナだと信じ始めるかもしれません。しかし、そうではありません。これはリンゴです。」FACTS FIRST